千曲市(長野) 五里ヶ峯(1094.4m)、鏡台山(1269.1m)、大峯山(841.4m) 2024年2月3日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 3:57 窪山展望公園−−4:09 尾根取付(害獣除け柵)−−5:06 送電鉄塔−−5:12 875m峰−−5:29 942m峰−−5:43 971m峰−−6:11 五里ヶ峰−−6:35 送電鉄塔−−6:46 林道−−7:07 富士見台直下−−7:29 鏡台山−−7:41 鏡台山北峰−−8:05 廃林道に乗る−−8:15 廃林道から廃道化した登山道に乗る−−8:22 林道−−8:32 大峯山−−8:47 送電鉄塔−−8:52 林道−−8:58 尾根取付(害獣除け柵)−−9:05 窪山展望公園

場所長野県千曲市
年月日2024年2月3日 日帰り
天候晴後雪後曇
山行種類一般登山+プチ雪山+プチ藪山
交通手段マイカー
駐車場あんずの里 窪山展望公園を利用
登山道の有無875m峰北西の送電鉄塔〜五里ヶ峯〜鏡台山〜1011m峰南を通る廃林道までは道あり。それ以外は道無し
籔の有無ほぼ無し。ただし道が無い区間では多少の灌木と多くの倒木あり
危険個所の有無無し
山頂の展望五里ヶ峯:西側が大展望
鏡台山:西側が開ける
大峯山:無し
GPSトラックログ
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コメント1年で一番寒い時期で積雪が最も多くなる時期だが、今年は積雪量が少なくラッセル不要と判断して鏡台山〜五里ヶ峯周回コースへ出かけた。体感的には気温は今シーズンで最も下がったように感じたが積雪は先週より減っていて、雪が締まって先週より歩きやすかった。予報では曇りか晴だったが、五里ヶ峯近辺を歩いた時間帯は雪雲に入ってガスって吹雪模様。その後は雲の高さが高くなりガスが晴れて北アルプスを眺めることができた


大峯山南西尾根の送電鉄塔から見た後立山 爺ヶ岳〜唐松岳。この日は北アルプスの方が好天だった様だ


窪山展望公園駐車場を出発。気温は約-5℃ 尾根末端の柵の出入口
標高790m肩で松茸止め山の荷造り紐登場 標高850m肩の送電鉄塔に到着
送電鉄塔から見た千曲市街地の夜景 尾根上には残雪登場だが先週より格段に少ない
875m峰 942m峰
971m峰 920m鞍部(商売池口)
勘助道(標高950m)。ここでライトが電池切れして交換 標高970m付近。初めて雪が連続する
標高1010m付近で霧氷が登場 五里ヶ峯山頂。
五里ヶ峯はガスの中でかろうじて千曲の光が見える程度 今週も林道方面にも雪に埋もれたトレースあり
920m鞍部の送電鉄塔 林道。先週より積雪が各段に減っている
先週もあった標高1000m付近の掘り返された穴。猪か? 富士見台直下
午前7時17分に初めて雲から太陽が出た 弱いながら日差しが照らす
鏡台山山頂直下 鏡台山山頂。固く締まった雪で全く沈まなかった
鏡台山山頂の唐松の霧氷 まだガスが晴れきれず、北アルプス方面には雲が絡んでいた
鏡台山北峰へ向かうトレース。先週の自分のものか? 今週は霧氷がきれいだった
霧氷拡大 1267m峰(鏡台山北峰)
標高1220m付近。ここから檜植林帯が始まる 1134m峰東側鞍部からの登り返し
1134m峰。今週もここを境に雪が急激に減った 標高1080m付近の標識
廃林道終点への分岐。直進しないよう置いた枯れ枝は健在 廃林道終点
標高980m付近。ここで廃林道を離れて廃道に移る 標高950m付近
標高950m付近でもまだ霧氷が付いていた 林道を通過。ここまで雪が消えているとは
林道から大峯山へ続く尾根 2週間前の古い雪がまだ残っていた
鞍部から大峯山への登り返し。ここで霧氷とはお別れ 大大峯山山頂。鹿の角はまだぶら下がったまま
南西尾根入口。檜植林と自然林の境界 長靴の左足が破けていることに気付く。今年は3ヵ月持った
標高810m付近から下側。きれいな赤松樹林 大岩のすぐ上の帽子
帽子付近から僅かな樹林の隙間を狙って後立山が見えた 大岩(標高660m付近)
大岩の下〜送電鉄塔間は灌木藪っぽい 送電鉄塔伐採帯から千曲市森付近を見下ろす
送電鉄塔伐採帯から見た後立山
送電鉄塔(標高620m) 送電鉄塔下から灌木藪越しに見上げる
灌木藪を抜けると再び歩きやすい赤松樹林 林道の土の法面(標高520m)。破線に獣道あり
尾根下部は赤松にクヌギ類が混じる 果樹園境界の害獣除け柵
上部には霧氷が見えた 大峯山を振り返る
窪山展望公園駐車場到着 窪山展望公園から見た北西の展望


 今週も週末はいつもの鏡台山〜五里ヶ峯周回コースで体力トレーニング。今週は雪が舞った程度でほとんど降らなかったので、おそらく先週よりは積雪量は減っているだろう。先週でワカンが不要だったので今週は確実にワカン不要であろう。予報でも今回は雪の心配はなさそうだ。とは言え日当たりが悪い北側の積雪が完全に消えたわけではないだろうから、登りでのラッセルを避けるため今回も反時計回りで周回することにした。

 自宅出発時の気温は-5℃で例年通りの冷え込みだ。晴れているようで月が明るい。窪山展望公園駐車場の雪はほぼ消えていて、日影になる山の斜面にも雪は見られなかった。冷え込んでいるので今回は出発時から手袋の中に使い捨てカイロを仕込んだ。

 いつもの尾根取付で高さ2程度ある背の高い害獣除け柵の出入口から中へ。先週はここから既に新雪が見られたが今週は皆無。最初の急登が終わって傾斜が緩む頃が倒木が多い区間であるが、雪が乗っていないと頭から雪を被ることが無いので助かる。今回は体が温まるまで時間がかかり、防寒装備を脱ぐまでに出発から50分もかかった。普段なら20分程度であり私にとっては異常ともいえる数字だ。この時点では自覚は無かったが、どうも風邪気味だったらしい。

 傾斜がきつくなったり緩くなったりを繰り返して最後の急登りで標高850m肩の送電鉄塔に到着。今日は千曲市街地の夜景がくっきりと見えていた。

 この先はしばらくは縦走路歩き。先週はここでまとまった古い雪が残っていたが、今日はかろうじて残っている程度まで雪が減っていた。雪がほとんど無い状態は標高1000mくらいまで続いた。天気予報では晴か曇りで雪が降るとはなっていなかったが、LEDライトの光に照らされて僅かに雪が舞うようになった。でもまだ月は出ていて頭上に雪雲は無く、北側から風に乗って運ばれてきたらしい。この程度ならしょうがないかと考えつつ登っていくと徐々に雪も風も強まってきて、天気予報にはなかった吹雪模様になってきた。おまけに雪雲に突入したようでガスも登場し、標高1000m前後から霧氷が見られだした。体感的にもかなり温度が低下してウィンドブレーカだけでは寒くなったのでフリースの長袖シャツに雨具の上着を追加。登りでフリースの長袖を着るなんて滅多にないことで、いつもなら出発時だけ着て行動中から帰宅までずっとザックの中の存在である。

 周囲がガスってライトだけでは視界が悪く、五里ヶ峯直下の巻道分岐を見落として直登。固く締まった雪が残っていたが凍ってはいないので滑らずに登ることができた。登りきると五里ヶ峯山頂に到着。先週よりも出発時刻が早かったのでまだ暗い時刻に到着し、ライトが必要な明るさだった。どうやら雪雲の底辺ギリギリの高さらしく、ガスっていながらも下界の夜景を見ることができた。

 五里ヶ峯から東の肩へ下る斜面の雪は完全に消えていたが、肩周辺は先週と変わらないくらい雪が残り、明瞭な足跡が南と東へ延びていた。雪質は先週と同じくらいで、かなり締まってはいるが下りのツボ足では体重を完全には支えきれずに体重をかけると足首程度まで沈む。でもおそらく登りだったら体重を支えられるくらいの強度があると思う。トレースがあるがおそらく人数は1人だけで、固い雪に足首位の深さの穴が開いた状態で歩幅が合わず、これに合わせるのは面倒なのでまっさらな雪面を下っていった。先週同様、この状態は長続きせずに済んだ。

 920m鞍部の送電鉄塔を通過する頃には明るくなり、雲の層を抜けたようでガスを脱したが、鏡台山へ登り返すとまた雪雲の中かなぁ。この周辺はずっと雪雲の下だったようで周囲の木々に霧氷は見られなかった。林道の雪は先週よりかなり減ってアスファルトが広範囲に見えていた。

 林道からの登り返しの初めは全く雪は無し。標高1050m付近から霧氷が出現したがガスはかかっておらず、雲が徐々に高くなっているようだ。結局、これ以降はガスに突っ込むことはなかったのはラッキーだった。一時的ではあったが東の空から太陽の光が差し込む時間帯もあった。積雪は先週より確実に少なく、南斜面ではよく締まって歩きやすかった。

 登り切って鏡台山山頂に到着。1人と思われる足跡が雪に残っているが、今は雪が締まってトレース以外の場所に乗っても全く雪が沈まなかった。山頂付近のガスは晴れて青空が見えているが、展望がある西側の長野盆地方向にはまだ雲がかかっていて、その向こうの真っ白な北アルプスの稜線が見え隠れしていた。いつものパターンなら北アに雪雲がかかってこちらが晴れているのだが、今回は逆で北アの方が天気がいいようだった。雪雲は志賀高原方面から流れてきたらしい。山頂周辺の唐松は真っ白に霧氷が付いていた。

 比較的新しいトレースはここまでで、鏡台山北峰方向には形が不明瞭な古いトレースが残っていたが、おそらく先週の私のものだろう。下りではトレース以外の雪を踏むと沈むので「雪穴」と化して歩きにくいがトレースを利用した。登りに変わると雪が締まって沈まなくなった。

 鏡台山北峰以降はやっと本格的な下り勾配に変わって、雪質が多少悪くても比較的楽に歩けるようになる。ここでも古いトレースが続いていたが、高度が落ちるとともに徐々に不明瞭になって判別不能な場所もあった。霧氷は檜の植林帯が一番白かった。

 毎度のように1134m峰を越えると急激に雪の量が減って格段に歩きやすくなった。廃林道終点付近まで下るとだいぶ地面が見えるようになり、先週は雪面だった尾根直進防止の枯れ枝は半分地面に溶け込んだ色で見分けにくくなっていた。

 廃林道終点に降り立って廃林道を下り、標高980m付近で尾根に復帰。先週の経験で今回はルートをほぼ外すことはなかった。舗装された林道に出る直前に軽トラが2台通過していったが、おそらく狩猟関係者だろう。毎週のように下山後に窪山展望公園周辺で狩猟の軽トラとジムニーの混合部隊を見かけている。林道の雪はかなり減っていた。

 大峯山への緩やかな尾根を下っていく。霧氷は最低鞍部までで、登り返しと同時に霧氷は消えた。登り返し終わって大峯山山頂。今回も鹿の角はそのままだった。

 いつものように南西尾根に入って急な尾根を下っていくと、左足の土踏まずに棘が刺さったような鋭い痛みを感じたので見てみると、いつの間にか長靴が裂けていた。毎週のようにこのコース+茶臼山を歩いて3ヵ月経過しており、\2000分の働きはしてくれただろう。こうなると雪の上を歩くと靴の中が濡れてしまうので乾いた場所以外ではもう使えないので、次回までに新調しよう。防寒長靴は季節商品なので、早めに買い直さないと購入できなくなってしまう。実際にホームセンターでは冬の季節商品売り場は大幅に縮小されていた。通販なら入手できるだろうけど、実際に履いてみてフィット感を確認できないのが痛い。

 大岩を巻いて灌木藪を抜けて送電鉄塔に到着。徐々に雲が取れてきて真っ白な後立山が見えていたがまだ雲が多く、後立山以南の北アは雲に隠れて見えなかった。なおも下って林道を通過。今回はいつもと違って東側の獣道を利用。こちらの方が使い勝手が良かったので次回からもそうしよう。

 林道まで来れば尾根末端は近い。チェーンソーの音が聞こえていたが、周囲の果樹園での農作業が始まっているようだ。この付近は「あんずの里」と呼ばれているので多くの果樹園はあんずなのだろうが、落葉した状態ではあんずなのか私では見分けがつかない。

 大きな倒木が目印の尾根取付地点に降り立って、低い害獣除け柵を跨ぎ越えて短い農道から舗装された車道へ。尾根を振り返ると鏡台山北峰直下付近の唐松はまだ白いままだった。窪山展望公園駐車場には珍しくもう一台の車あり。私が着替えをしていると軽トラもやってきて、私と同じように長靴姿の男性が車から降りた。私の姿も周囲の人から見れば山歩きの人間ではなく完全に農家のおっさんだろう(笑)

 

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